ソフトバンクは2025年8月20日より新しい端末返却プログラム「新トクするサポート+(プラス)」の提供を開始することを発表しました。
対象機種ごとに提供していた従来の3つのプログラム「新トクするサポート(プレミアム/バリュー/スタンダード)」を、1つに統合した新プログラムとなります。
一本化されたことでより分かりやすく、使いやすくお得な返却プログラムとなっています。
「新トクするサポート+」の提供開始に合わせて、従来の「新トクするサポート(プレミアム)」「新トクするサポート(バリュー)」「新トクするサポート(スタンダード)」の提供は順次終了となります。
source:https://www.softbank.jp/corp/news/press/sbkk/2025/20250806_01/
「新トクするサポート+(プラス)」の詳細:特典Aと特典Bから選べる
「新トクするサポート+(プラス)」の詳細です。
「新トクするサポート+(プラス)」は対象機種を48回払いで購入することが前提となります。
そして、13カ月目または25カ月目以降に特典利用の申し込みを行い、翌月末までに端末返却し査定を受けた上で「特典利用料」を支払うことで、以降の分割支払金または賦払金の支払いが不要となるプログラムです。
諸条件を満たすことで、端末代金の支払いが不要になる回数が最大36回分になる特典Aと最大24回分になる特典Bを、全ての機種で選択可能となります。
*特典Aについては端末の購入時から特典利用の申し込みが完了するまで「あんしん保証パック」に加入することが条件となり、「特典利用料」に加えて「早期利用料」の支払いが必要となります。
「新トクするサポート+」特典A | |
特典内容 | 最大36回分の端末代金の支払いが不要 |
適用条件 | 48回割賦で対象機種を購入 |
特典利用条件 |
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「新トクするサポート+」特典B | |
特典内容 | 最大24回分の端末代金の支払いが不要 |
適用条件 | 48回割賦で対象機種を購入 |
特典利用条件 |
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全ての機種で特典Aと特典Bを選択できるのはよさげ
「新トクするサポート+」は全ての機種で特典Aと特典Bを選択できます。
従来だと、「新トクするサポート(プレミアム)」「新トクするサポート(バリュー)」「新トクするサポート(スタンダード)」の異なる3タイプのプログラムが機種ごとに設定されており、ユーザーが自由に特典や返却時期を選ぶことができませんでした。
「新トクするサポート+」に統一されたことで、よりユーザーの好みの返却タイミングや特典内容を柔軟に選べるようになりました。
最近のソフトバンクではなかなか良い変更かと思います。
新トクするサポート+は回線契約なし(端末のみ購入)でも利用可能
「新トクするサポート+」は回線契約なし(端末のみ購入)でも利用可能です。
ソフトバンクの回線を契約せずのiPhoenやスマホを機種だけ購入する時にも使えます。
従来の「新トクするサポート」の時点で回線契約なし(端末のみ購入)での利用が可能でしたが、「新トクするサポート+」にもしっかりと受け継がれています。
新トクするサポート+に罠はある?(落とし穴)
「新トクするサポート」でネット検索すると「新トクするサポート 罠」というキーワードの組み合わせも表示されます。
ソフトバンク独自のプログラムがお得なので何か裏があるのではないかと疑う人が多いようです。
「新トクするサポート+」に罠はあるのでしょうか?
罠というほど落とし穴のようなデメリットはありませんが、下記のような注意点は事前に知っておくべきかと思います。
メモ
・特典を受けるには必ず端末を返却する必要がある
・特典利用時に「特典利用料」「早期利用料」などがかかる
・査定基準に満たない場合は最大2万2,000円(不課税)支払う必要がある
・回線契約なしでも利用できるが、オンラインンショップでは端末のみ購入を停止中
特典を受けるには必ず端末を返却する必要がある
「新トクするサポート+」の特典を受ける場合、必ず端末を返却する必要があります。
48回分割払いと端末返却が前提となったプログラムであることを理解してから申し込むようにしましょう。
端末を返却せずに使い続けることもできますが、その場合はいつまで経っても特典を受けることができず、分割支払金を払い続けることとなります。
特典利用時に「特典利用料」「早期利用料」などがかかる
「新トクするサポート+」は特典利用時に「特典利用料」「早期利用料」などの諸費用がかかります。
具体的には下記になります。
・特典A:「特典利用料」「早期利用料」「あんしん保証パック加入料」かかる
・特典B:「特典利用料」がかかる
特典Aは特典利用の申し込み時まで「あんしん保証パック」(月額使用料最大1,980円/月)への継続加入が条件となっています。
また、端末返却後に「特典利用料」(最大2万2,000円)と「早期利用料」(スマートフォンの場合、最大3万8,500円)を一括で支払う必要があります。
特典Bは「特典利用料」(最大2万2,000円)を一括で支払う必要があります。
特典利用時に出費があることを覚えておかないと、機種代金の分割金は免除になったものの、「特典利用料」などがかかるせいで結局はあまりお得でなかったというケースも発生してしまうかもしれません。
ソフトバンクの傾向を考えると、赤字覚悟の大盤振る舞いのような特典設定の機種も用意されるとは思いますが、特典利用時にかかる諸費用は要注意です。
査定基準に満たない場合は最大2万2,000円(不課税)支払う必要がある
「新トクするサポート+」は特典利用時に機種を返却するプログラムです。
返却した機種は査定にかけられます。
査定時にソフトバンクが指定する査定基準を満たさない場合は、端末の回収に加えて最大2万2,000円(不課税)を支払うことがペナルティとなっています。
端末を落下させたり、雑に扱って損傷させてしまった場合など要注意です。
回線契約なしでも利用できるが、オンラインンショップでは端末のみ購入を停止中
「新トクするサポート+」は回線契約なしでも利用できることは先述しました。
しかし、2025年現在、ソフトバンクオンラインンショップでは端末のみ購入の受付を停止しています。
認定リユース品(Softbank Certified)は端末のみ購入できますが、通常の販売機種は端末のみ購入できない状態です。
また、ソフトバンクショップ店頭などでも機種だけを購入できるのは、在庫があった場合で、必ずしも購入できるわけではないようです。
ソフトバンクでの端末のみ購入が難しくなっていることを考えると、「新トクするサポート+」の回線契約なしでも利用できるというメリットはあまり期待しない方がよさそうです。
「新トクするサポート+」の返却方法は?
「新トクするサポート+」の返却方法は、ソフトバンクオンラインショップで申し込む方法と、ソフトバンクショップ店頭で申し込む方法があります。
メモ
・ソフトバンクオンラインショップで返却申し込み→郵送で返却
・ソフトバンクショップ店頭で返却申し込み→店頭または郵送で返却
ソフトバンクオンラインショップで返却申し込みをした場合は、指定住所宛に返却キットが送付されるので、返却する端末を返却キットに梱包してソフトバンクに郵送します。
ソフトバンクショップ店頭で返却申し込みをした場合は、そのまま店頭で端末を返却することができます。
また、店頭でもその場で返却せずに返却キットをもらって郵送で返却することもできます。
店頭に持ち込んでそのまま返却するのが簡単そうですが、店頭だと予約なしで行くと案内されるまで待たされる可能性もあるので要注意です。
「新トクするサポート+(プラス)」の対象機種に期待
「新トクするサポート+(プラス)」は2025年8月20日からスタートとなりますが、どんな機種が対象となるのか期待したいところです。
8月20日にはちょうどPixel10シリーズが発表されるとも言われているので、「新トクするサポート+」でお得に買えるようになるのか楽しみです。