「電波は立っているのに全然繋がらない…」
昼休みにスマートフォンで地図を開こうとしても読み込まない、駅のホームで動画が止まってしまう、電車の中でSNSが開けない——そんな経験、ありませんか?
それ、もしかしたらドコモ回線の「パケ詰まり」かもしれません。
2023年頃から問題視されているドコモのパケ詰まりですが、2026年1月現在も完全には解消されていないのが実情です。ドコモは改善に向けて300億円を投じた対策を進めていますが、特に都市部では今も多くの利用者が不便を感じています。
本記事では、信頼できる情報源をもとに、パケ詰まりの原因から最新の改善状況、そして今すぐできる対処法まで詳しく解説します。
「いつまで続くの?」「電車の中で繋がらないのはなぜ?」といった疑問にもお答えしていきますので、ぜひ最後までご覧ください。
ドコモのパケ詰まり問題とは?2026年1月の最新状況
「電波は立っているのにインターネットに繋がらない」「昼休みになるとWebページが開けない」。
そんな経験はありませんか?
これが「パケ詰まり」と呼ばれる現象です。特にドコモ回線では2023年以降、都市部を中心にこの問題が大きな話題となっています。
2026年1月現在、この問題は完全には解消されていません。
ドコモは2024年2月に対策の「9割以上完了」を公表しましたが、実際にはまだ多くの利用者が通信の不安定さを感じているのが実情です。
本記事では、信頼できる情報源をもとに、ドコモのパケ詰まり問題の原因から最新の改善状況、そして実際にできる対処法まで詳しくお伝えします。
パケ詰まりが起こるとどうなる?具体的な症状
パケ詰まりが発生すると、以下のような症状が現れます。
- Webページの読み込みが極端に遅い、または全く開かない
- 動画が止まってしまい、まともに視聴できない
- 地図アプリで検索結果が表示されない
- SNSやメッセージアプリの送受信ができない
- 決済アプリのバーコードが表示されない
重要なのは、アンテナマークは3本や4本しっかり立っているという点です。圏外ではないのに通信ができない。
これがパケ詰まりの最大の特徴といえます。
なぜドコモでパケ詰まりが発生したのか?3つの主要原因
ドコモのパケ詰まりについて主な原因を見ていきましょう。
原因1:5G展開戦略の失敗
日本経済新聞などの報道によると、ドコモは当初、高速通信を実現する5G専用周波数帯を使った「瞬速5G」というコンセプトでネットワークを展開していました。
しかし、5G専用周波数帯は電波が飛びにくく、エリアを面的に広げることが難しいという特性があります。
その結果、5Gエリアが点在する形となり、4Gと5Gの切り替えが頻繁に発生してしまいました。
この切り替えの際に通信が不安定になり、パケ詰まりを引き起こす一因となったのです。
一方、KDDIやソフトバンクは電波が飛びやすい4G周波数帯を5Gに転用する戦略を取り、面的なエリア展開を優先しました。この戦略の違いが、通信品質の差を生んだと指摘されています。
原因2:コロナ禍後のトラフィック急増への対応遅れ
2023年、新型コロナウイルス感染症が5類に移行し、都市部への人の流れが一気に戻りました。
ドコモはこの人流の戻りを読み誤り、エリアの調整が十分にできていなかったことが、通信品質部門の責任者により説明されています。
加えて、コロナ禍で定着した動画視聴の習慣も大きな要因です。YouTubeやNetflixなどの動画配信サービスは大量のデータ通信を消費します。「使い放題」プランの普及も相まって、基地局にかかる負荷は急激に増大しました。
原因3:基地局の処理能力を超える利用者集中
都市部の駅周辺やオフィス街では、特定の時間帯に利用者が集中します。
特に問題となっているのがお昼休み(12:00〜13:30)です。
多くの企業で昼休憩の時間帯が重なり、一斉にスマートフォンを使い始めることで、限られた数の基地局に接続が集中してしまいます。基地局には同時に処理できる通信量に上限があるため、この上限を超えると通信速度が極端に低下するのです。
パケ詰まりが発生しやすい場所と時間帯
実際の報告をもとに、パケ詰まりが発生しやすい条件をまとめました。
発生しやすい場所
- 東京都心部:新宿駅周辺、渋谷、池袋、新橋など
- 大阪市内:大阪駅周辺、梅田、難波など
- 名古屋市内:名古屋駅周辺
- JR主要路線の駅ホームや車内
- 電車内(特に通勤ラッシュ時)
- オフィス街:丸の内、大手町、汐留など
- 大型商業施設や繁華街
特に電車内でのパケ詰まりは深刻です。JR山手線をはじめとする主要路線では、多くの乗客が一斉にスマートフォンを使用するため、基地局への接続が集中します。電車が駅に停車している間は特に利用者が多く、通信が不安定になりがちです。
また、電車が高速で移動すると、次々と異なる基地局に切り替わる「ハンドオーバー」が頻繁に発生します。この切り替えのタイミングでパケ詰まりが起こることも報告されています。
逆に、地方都市や郊外では比較的快適に利用できているという報告も多く見られます。パケ詰まりは主に大都市の人口密集地域で発生している問題といえます。
発生しやすい時間帯
- 平日の昼休み(12:00〜13:30)
- 夕方以降の帰宅ラッシュ時間帯
- 休日の繁華街での買い物時間
ドコモの改善対策と現在の進捗状況
すでに実施された対策
ドコモは問題の深刻化を受けて、2023年10月に通信品質改善に向けた説明会を初めて開催し、約300億円を投じた対策を発表しました。
主な対策内容は以下の通りです。
- 全国約2,000カ所のエリアで基地局の増設・強化
- JRや私鉄など約50路線の鉄道沿線での「線」の対策
- 5G基地局の増設 - 関東地方では2024年4月〜12月で約15%増加
- 基地局ごとのカバーエリア調整と周波数分散制御
- AIを活用したトラフィック管理システムの導入
特に都内では、渋谷・新宿・池袋・新橋の4エリアで重点的な改善作業が行われました。
2024年2月の「9割以上完了」発表と実態の乖離
2024年2月、ドコモは対策が「9割以上完了」したと発表しました。
しかし、この公式発表と実際の利用者体験の間には大きな差があるのが現実です。
SNS上では今でも「新宿駅でまったく繋がらない」「昼休みに地図アプリが使えない」といった声が継続的に投稿されています。通信業界の専門家も、2025年8月時点で「都心部での取材中にパケ詰まりを感じる場面が少なくない」と指摘しています。
2026年1月現在の最新状況
2026年1月4日付けの複数の報告によると、ahamoを含むドコモ回線では依然として以下のような状況が続いています。
- 昼休みの時間帯に速度が著しく低下する現象が発生
- 特に新宿駅周辺での接続困難が報告されている
- 全国平均では改善傾向にあるものの、特定エリアでは問題が継続
ただし、地域差は明確です。地方都市や郊外では「全く問題なく快適に使えている」という報告も多く、パケ詰まりは都市部特有の問題といえます。
今後の改善見通しはいつ?パケ詰まりはいつまで続く?
「ドコモのパケ詰まりはいつまで続くのか」。多くの利用者が抱えている疑問です。
NTTの経営陣による発言から、今後の改善スケジュールが見えてきています。
2025年4月頃:体感できる改善効果
NTTの島田社長は2025年2月の決算会見で、「2025年4月頃に利用者が体感できる改善効果が表れる」との見通しを示しました。
基地局の増設、エリアのチューニング、パラメーター調整の3本柱で品質向上を進めており、年度末にかけての作業完了により、数値として改善が見えてくるとしています。
2025年10月〜2026年3月:本格的な改善期間
さらに重要なのは、2025年10月から2026年3月にかけて本格的な通信品質改善効果が期待できるという点です。
この期間中には、「真の5G」と呼ばれる5G SA(スタンドアローン)方式の本格展開が予定されています。5G SAは4Gに依存しない独立した5Gネットワークで、パケ詰まりの根本的解決につながると期待されています。
つまり、パケ詰まりの完全解消は2026年春頃になる見込みです。
ただし、これはあくまでドコモ側の目標であり、確実に解消されるという保証ではありません。地域や利用状況によっても差が出る可能性があります。
今すぐできるパケ詰まりの対処法6選
根本的な解決はドコモのネットワーク改善を待つ必要がありますが、以下の方法で一時的に改善できる場合があります。
対処法1:機内モードのオン・オフ
最も手軽で効果的な方法です。
設定から機内モードをオンにして10秒ほど待ち、再びオフにすることで、基地局との接続がリセットされます。これにより通信が回復することがあります。
対処法2:スマートフォンの再起動
機内モードの切り替えで改善しない場合は、端末そのものを再起動してみましょう。
通信に関するアプリやシステムの不具合がリセットされ、接続が安定することがあります。
対処法3:5Gをオフにして4Gに固定
5G対応端末の場合、あえて5Gをオフにして4G(LTE)に切り替えると安定する場合があります。
5Gエリアの境界付近では、端末が無理に5G電波を掴もうとして通信品質が落ちることがあるためです。
iPhoneの場合
- 設定アプリを開く
- 「モバイル通信」をタップ
- 「通信のオプション」をタップ
- 「音声通話とデータ」をタップ
- 「LTE」を選択
Androidの場合(機種により異なる)
- 設定アプリを開く
- 「ネットワークとインターネット」をタップ
- 「モバイルネットワーク」をタップ
- 「優先ネットワークタイプ」で「4G」または「LTE」を選択
対処法4:Wi-Fiの活用
カフェや駅、商業施設などで提供されているフリーWi-Fiを活用しましょう。
特に昼休みの時間帯など、パケ詰まりが発生しやすい時間帯は、Wi-Fiに接続することで快適に通信できます。
対処法5:混雑する場所・時間帯を避ける
根本的な対処法ではありませんが、可能であれば以下を試してみてください。
- 昼休みの時間をずらす
- 混雑する駅のホームではなく、ホーム端や改札外に移動する
- オフィス街から少し離れた場所に移動する
- 電車内でパケ詰まりが起こる場合は、駅に停車したタイミングでダウンロードを完了させる
場所を少し変えるだけで、別の基地局に接続され、通信が改善することがあります。
特に電車内では、移動中よりも駅停車時の方が通信が安定しやすい傾向があります。大容量のダウンロードや動画の読み込みは、駅に停まっている間に済ませておくと良いでしょう。
対処法6:問い合わせと改善要望の提出
継続的に特定の場所でパケ詰まりが発生する場合は、ドコモに直接報告しましょう。
ドコモへの問い合わせ方法
- ドコモ公式サイトの「お問い合わせ」ページ
- 電話:ドコモインフォメーションセンター(151)
- X(旧Twitter):@docomo公式アカウント
利用者からの報告が集まることで、ドコモ側も問題エリアを特定しやすくなります。
根本的な解決策:他社への乗り換えも選択肢に
パケ詰まりの抜本的な解決には、5G基地局の大規模増設と制御方式の改善が必要です。これにはまだ時間がかかる見込みです。
もし現在の通信環境にストレスを感じているなら、他社への乗り換えも現実的な選択肢となります。
乗り換え先となるキャリア
楽天モバイル
- 独自の基地局で通信が安定しやすい
- 人混みでも比較的繋がりやすいとの報告あり
- 楽天回線エリア内であれば有力な選択肢
KDDI(au)系列
- povo、UQモバイルなど
- 4G周波数帯の5G転用により安定した通信品質
- 都市部でのパケ詰まり報告が比較的少ない
ソフトバンク系列
- LINEMO、ワイモバイルなど
- 5Gと4Gのバランスの良い展開で品質維持
- ドコモから乗り換えて「快適になった」という声が多い
デュアルSIMの活用
最近のスマートフォンの多くは、2つのSIMを同時に使える「デュアルSIM」に対応しています。
メイン回線をドコモのまま、サブ回線として基本料0円のpovoや、低価格のLINEMOなどを契約しておけば、パケ詰まりが発生したときに切り替えて使うことができます。
通信の安定性を重視する方には、この「2回線持ち」も有効な選択肢です。
まとめ:ドコモのパケ詰まりは改善途上、状況に応じた対応を
ドコモのパケ詰まり問題について、重要なポイントをまとめます。
現状(2026年1月時点)
- パケ詰まりは完全には解消されていない
- 特に都市部の混雑エリアで問題が継続中
- 地方や郊外では比較的快適との報告も多い
原因
- 5G展開戦略の失敗(専用周波数帯への偏重)
- コロナ禍後のトラフィック急増への対応遅れ
- 利用者集中による基地局の処理能力超過
改善見通し
- 2025年4月頃から体感できる改善効果
- 2025年10月〜2026年3月に本格的な改善期待
- 5G SAの展開により根本的解決を目指す
今できる対処法
- 機内モードのオン・オフ
- 端末の再起動
- 5Gをオフにして4Gに固定
- Wi-Fiの活用
- 混雑する場所・時間帯を避ける
- ドコモへの問い合わせと改善要望
根本的な解決策
- 他社への乗り換えを検討
- デュアルSIMで複数回線を持つ
ドコモは通信品質の改善に継続的に取り組んでいますが、完全な解消にはまだ時間がかかりそうです。
ご自身の利用環境や使い方に合わせて、本記事で紹介した対処法を試したり、必要に応じて乗り換えも検討してみてください。
快適なスマートフォンライフのために、最適な選択をしていただければ幸いです。